ほぼ毎日24時過ぎてから退社して、帰宅は25時過ぎがデフォルトになっとる。
と思ったら、某大手商社に勤める友人が言うには、タクシー帰りで朝7時出社がデフォらしい。
タクシー代だけで月15万。
ごめん、俺の働き方なんてまだぬるかった。
しかし、この仕事だと体力よりも眼力がやばいよねえ。
体力は鍛えればなんとかなるのかもしれへんけど、
眼だけは鍛えようがない。
精精、1000円以上する高級目薬を買うくらいの対策しか打てない。
あと、最優先するはずの麻雀の誘いを忙しいからという理由で断ってしまって(人生初)、
俺のプライオリティコントローラの乱れを感じた。
あとねー、前々から欲しかった公案集の解説本を買った。
1年ほど前、
Rootless Root
http:/
を読んで以来、禅の公案を調べたかったのが、ここに来てamazon衝動買いによって実現。
ちなみにRootless rootの話はこんな感じ。
これはめっちゃ分かりやすいけどね。
本物の公案は殆どが読んだだけじゃ意味が分からない。
というか、字面だけみると矛盾してるものが殆どで、
それに悩むことによって新たな気付きを得るのが目的らしい。
まあ、前提が矛盾してたら命題論理的には何でもありだよな、ってのは野暮。
導師 Foo と 1 万行
導師 Foo は訪ねてきたプログラマに一言こう言った。
「1 万行の C より、1 行のシェルスクリプトに Unix の真理はある」
C に精通しそれを誇りにしていたそのプログラマは言った。
「どうしそんなことが? C はまさに Unix そのものを実装している言語ではないですか!」
導師 Foo は答えた。
「確かにそうだ。しかしそれでも、1 万行の C より、1 行のシェルスクリプトに Unix の真理はある」
プログラマは苦悩した。
「しかし、我々は C 言語を通してその創始者リッチーの悟りを体験しました!
それで OS とマシンを融合させて、比類なき能力を得る事ができたのです!」
導師 Foo は答えた。「おまえの言うことは全て真実だ。しかし、それでもなお 1 万行の C より、1 行のシェルスクリプトに Unix の真理はある」
プログラマは導師 Foo を嘲り、去ろうと立ち上がった。そのとき、導師 Foo の弟子 Nubi は、近くにあったホワイトボードに 1 行のシェルスクリプトを書き、こう言った。
「プログラマ先生、このパイプ処理を見てください。これを純粋に C のみで記述したら、1 万行に収まるでしょうか?」
プログラマは唸りながら、Nubi の書いたものについて熟考したが、結局収まらないと結論した。
「そして、これを C 言語で実装してデバッグするのに、何時間必要ですか?」
Nubi はプログラマに聞いた。
「非常に多くだ」訪れたプログラマは認めた。「しかし、他にもっと魅力あるコーディングがあるんだ。こんな事に時間を使うのはバカげている!」
「では、誰が Unix の真理をよく理解しているといえる?」
導師 Foo は質した。
「1 万行のコードを書く人か、それともその空しさに気づき、コーディングをしない利を取る人か」
これを聞き、プログラマは悟りを得た。