coding, photo, plant and demo

*CCRMA

20090823 230901
なんだか無性に打楽器(主にスネアドラム)をシミュレートしたくなったけど、
適当に作っただけじゃ、できそこないの鐘か弦みたいな音しか出ませんな。
誰か良い方法知らないでしょうか。

さて、音源のシミュレートと言えば、スタンフォードのCCRMAです。
が、情報がありすぎて探すのが大変。

PHYSICAL AUDIO SIGNAL PROCESSING
http://ccrma.stanford.edu/~jos/pasp/pasp.html
あたりの基礎から勉強するのが吉か。

弦楽器だろうと打楽器だろうと、基本は波動方程式を解くだけのはずですが、
打楽器系はなんとなく弦より難しい気がする。線ではなく面が振動するからね。
とはいえ、僕が興味があるのは商用のpianoteqのようなガチなシミュレーションではなく、
ぽい音が物理的なモデルから出れば良いので、端折ればいいんだけど。

ドラムでも、
>さらに掘り下げると、製造された環境(温度と湿度)、使用されているパーツ、胴のカラーフィニッシュによっても確実に差が出る。
らしいので、当然真面目にやると大変だよね。

CCRMAにもドラムのソースコードが落ちていたけど、
http://www-ccrma.stanford.edu/~be/drum/drum.htm
これならFM音源のほうがマシってレベルですな。

物理モデルだとwikipediaを基点に探すのもありかも。
http://en.wikipedia.org/wiki/Physical_modelling_synthesis

弦だけのシミュレーションのコードなら
http://winnie.kuis.kyoto-u.ac.jp/~abe/StringPhysicalModel
が良いかも。
これを適当に歪ませたら、エレキのシミュはすぐできそう。

しかし、FM音源からwaveguideまで基本的にCCRMAが発明して、
YAMAHAが実用化という流れなんですね。なんか面白いな。
FM音源ならFM変調で倍音が多い音が出るという基本アイディアはCCRMAで、
そこからどういったアルゴリズムが有効かとか、evelopeはこれが効率がいいとか、
フィードバックを付けてみようとか考えて、さらに最終的にチップ化して製品にしたのは
YAMAHAなわけだ。

で、DX7を連想してyoutubeしてたら

http://www.youtube.com/watch?v=biBCVDcaRls

を見つけてちょっと感動した。

さらに検索したら、埼玉県の高校生でDX27を買ってJR-SH2を弾いている撮り鉄を見つけて和んだ。
http://blog.goo.ne.jp/railfan-nobita/m/200904/2

さらに懐かしのゲーム音楽が聴きたくなり、検索したら
ガレッガで最高難易度まで上げた5面の動画があって笑った。

http://www.youtube.com/watch?v=HYX3gBLKKek

こりゃ確かに難易度調整必須と実感できますな。

ガレッガはサターン版のアレンジバージョンも良い。

http://www.youtube.com/watch?v=GJcIsZxtGEU


昔のFM+(AD)PCMのゲーム音楽を今聞くにあたっての欠点は、PCMが汚いところだと思う。
高音質なサンプリングが当たり前になってしまった現在では、
当時の16kHz程度かつ低ビットレートのPCMの粗が目立って仕方がない。
いい曲が沢山あるのに、それが汚いドラムに塗れているのは大変残念なことだ。

ということで、当時ドラムももっとそれっぽく合成できる音源があれば、
良かったのになあ、という思いで最初の行に戻る。