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*就職戦線

雑記 20100506 222122
義理の弟の就職が決まったらしい。

何故か回路設計の有名な研究室に在籍しているくせに、デベ *0 やコンサルなど色々な職種を受けてた。

当然、世の中そうそう上手く行かず、苦戦していたのだけど、
ようやく決まったとの事でとても嬉しい気持ちになった。

と同時に、自分の専門外の多様な業界の門戸を叩けたと言うのは、
今後凄く良い経験になるのに違いなく、羨ましくも思った。

ということで、オチはないんだけど、就職活動で雁屋哲の子育て日記を思い出したので引用して終りとする。

シドニー子育て日記より
しかも、1980年代に入って、日本の社会は急速に体制服従的になってきた。
 誰もお上や、大企業の言うことには逆らわないのだ。
 就職希望の学生たちが会社を巡って歩くその姿を見れば、若い世代の意識まで体制服従的になっているのが良く分かる。
 私達の世代のものには思いも寄らないことだが、今時の学生たちは、会社に気に入られるように、髪を短く刈り、地味な「リクルート・スーツ」と称される背広を着て会社を回る。
 そう言う学生たちを見ると情け無くなる。入社する前から、会社の命令には絶対従います、と媚びを売ってどうするんだ、と背中をどやしつけてやりたくなる。若くして、既に心朽ちたり、とはこの事かと思う。

…引用すると一言書きたくなっちゃう。

服装一つで極論を語られても困るけど、日本の就職活動システムに関しては企業側と学生側である種の局所最適解ができて、そこに収束しているのが現状なのだと思う。

もちろんそれは現状はお互いに効率が良いのだけど、システムが固定されてしまうと多様性が失われ、環境の変化に対応出来ないリスクがある。
そういった危機感を服装から漠然と感じているのかもしれない。彼は。

ただ、雁屋哲は鳩山由紀夫氏を攻撃するのは誰か等のエントリーでも分かるように、面白い歴史観や人生観を持っている人だから、そんなこととは全然関係ないことかもしれないけど。

参考:雁屋哲という男
*0 : ソフトウェアじゃなくて、土地開発とかね