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*froyoのwebkit事情

android webkit 20100707 073926
WebCore/platform/graphics/android/GraphicsLayerAndroid.h等が増えてます。
#if USE(ACCELERATED_COMPOSITING)
って書いてありますね。

このあたりに関してはミキタ大先生のCore Animation - Safari の隠し味に書いてあります。

で、遂に3D Transforms対応かー!
と思って読んだら、そこから繋がっているLayerAndroidはSkLayerの継承か。skiaに繋がっちゃってるのね。

ちなみにSkLayer.hを見ると、まさにこのために追加されたものでシーングラフの管理をやってくれる代物。
一応skiaは2D graphics engineだけど、SkMatrixとかに書いてある通り3Dにもある程度は対応できる枠組み。

うーんけど、skiaで3D描画できれば良いという問題ではないんだよね。WebKitのスレッドではなく、UIスレッドで滑らかにアニメーションするというのが、WebKit+CAの素晴らしいところなわけであって、この枠組みのままskiaで描画してもらっても、そういったアニメーションの滑らかさに関する解決にはならない。

ちなみにAnimation自体はAndroidAnimationというクラスを作ってそこで処理する仕組み。

この2つの争点、「3D」と「スレッド」についてはひき続きwatchして行かねばならないね、こりゃ。
って次のginger breadとやらは秋だっけ冬だっけ。


そいやchromiumはどーなってんだっけ?
と思ったらいつの間にかEnable ACCELERATED_COMPOSITING and 3D CSS transforms on windows builds来てたー!
ってひと月前じゃん。情弱乙。

Issue 650002: Implementing ACCELERATED_COMPOSITING via Skia
Issue 1570007: GL compositor for layers
あたりか。

こちらは同じgoogleでもSkLayerを使うわけでもなく、LayerSkiaでシーングラフを作っているようだ。
このACCELERATED_COMPOSITING辺りは、同じwebkit+skia組でも全然違う実装になっていて面白いです。


androidはiOSに見た目で勝とうと思ったら、独自のイケてるGUIフレームワークを作るなり、Clutter等のコードを拾って来るなりして、GLベースの描画にしなくてはならないと思うのだけど、そうなったらまたandroidのwebkit実装も大きく変わるだろうね。

Android 3.0 "Gingerbread"はUI刷新、2.2はローエンド向けに継続?
とか言ってるから、当然そういったことを考えているのだと思いますが、そのあたりも踏まえどうなるか非常に次が楽しみです。