coding, photo, plant and demo

*東プレ Real Force 91 UBK 購入

20100828 153558



会社で使っているのと同じものをうっかり購入。
HP付属キーボードのあの安っちい打鍵感とフルキーボードの無駄な大きさに耐えれなかった。

キーボードなんて慣れだろ、慣れ。慣れればどれでも打鍵速度は一緒。
等と思っていたが、最初にReal Forceを触ったときにその考えを打ち砕かれてしまった。
余りに滑らかな打鍵に、もはやキーボードを打つというよりキーボードの上を指が滑ると感じたほどだ。

それはコーディングの感覚すら変える。
例えば
  1. 1for (int i = 0; i < n; i++) {
等と機械的に書くことがたまにあると思うのだけど、それを半無意識に打っている間に次の行はこれを宣言しよう等と決めているはずだ。
ところがReal Forceの場合は速く打て過ぎて次の行の方針が決まる前に、リターンキーが押されてしまうのである。それにより予想外に手の休息が生じる。

この奇妙なパイプラインストールは、自分の日常的コーディングというものが、実は数十bps程度のキー入力に律速されていたということを実感させてくれた。

ただ、キー入力が速くなったからといって、コーディングが早くなるわけではない。
結局はロジックを考えるのが一番手間取るのであり、キー入力自体が多少効率化されたところで、全体への影響はそれほど無い。

じゃあ良いキーボードを買う理由はなんだ、と言われれば、それは旨いものを食うことや、旨い酒を飲むのと同じとしか言いようが無い。結局は実用的な意味はそれほど無く、嗜好品なのだ。

少し高い飲み代と思えば1.5万くらい許容範囲だろう。
飲み代なのだ。
嫁にこの衝動買いについて問い詰められたらそう答える予定である。