住宅を購入する上で重要なのは何よりも金に対するバランスだと思う。
特にローンを組む場合は失敗したら破産なわけで、
慎重すぎるくらいで丁度よいと勝手に思っている。

しかしそんなバランス感覚はなかなか持てない。
僕なんかアルコールのせいか頭が耄碌しているせいで、価格と坪数から坪単価を導く割り算ですら厳しいものがある。

ましてや、借入額と年利から月々の支払額など全く、概算すらできない。
こういうときは自分で表を作ってみると感覚が掴めるのではないかと思い

• 坪単価×坪数→価格
• 借入額×年利→月々返済額

の表を作ってA4にまとめてみた。
home_loan_cheetsheet.pdf

月々返済額については30年で計算しているので、そこは自分の年齢に合わせてシートを変えればOK。
openoffice用のソースは こちら 。

住宅価格表の坪数が25-50なのは都内近郊を想定しているため。
月々返済額表の年利が0%まであるのは、住宅ローン減税で実質-1.0%なのを考慮するため。
例えば現在の金利が1.0%なら実質的金利は大雑把に0%と見てよい。(もちろん控除されるだけの収入がある前提だけど)


しかし、変動金利が1.0%を切るのも珍しくない今だと実質マイナス金利なんだよねえ。
借りれば借りただけ儲かっちゃう！(保証料を+0.2%分取られるので実質的にはとんとんが関の山だが)
このご時勢、繰り上げ返済せずに運用したほうが得かもしれん。



以下余談。
我が家のローンだけど買う土地の使用収益がかなり先で、仮換地証明が出ず難航中。
１つ大手から内定は出ているけど、本命のネットバンクが難しい。ちなみに大手は仮換地証明が出ないから従前地に対する抵当。

大手でも悪くはないし(優遇入れると変動で1%切る)、住宅メーカーがよろしくやってくれるから楽なのは良いんだけど、やはり保証料込みで考えるとネットバンクの方が安いし、繰上げやらプランの変更がフレキシブルなのが良い。


設計の方は、ようやく嫁と自分の要望を伝えた上での自由設計の図面が出てきた。
ようやくですよ。約束より1週間遅延。
しかし間取りは悪くない。てか結構良い。
ただね、広くなった＋αで当初の計画より200万ほど高くなっている。

ここから普通は値引きの駆け引きがあるのだけど、
困ったことにこちらの一番重要なカード『メーカーとの契約』は既に切られている。
普通は設計の段階で複数のメーカーと合見積もりを取って競わせるのだけどそれができない。
土地を買う上で色々あったので仁義を通すつもりで契約したけど、
そのせいでちょっと立場は弱いのは間違いない。建築条件付みたいなもんですな。

ということでこちらの切れるカードは『やっぱり設計済みの安いプランにします』くらいしかないわけで、
正直大して値引きは効かないだろうと思う。
土地の価格も予定より+300万上がってしまったし(その代わり広くて南向きになったけど)、
上物まで+200万では当初の計画から大分狂ってしまう。
値引き額は来週分かるらしいから、そこが大きな決断だなあ。



とか悩みつつ最近結婚して新居を購入した同期のうちに闖入したら、大崎徒歩数分、山手線内側のタワーマンションの3LDKで、夜景がすげー綺麗でびびった。そして、ネットで価格見たら億ションらしく、なんか数百万で悩んでるのがアホらしくなった。

が、俺にとっては数百万は矢張り死活問題だと思うのでウイスキーをロックで飲みつつ悩みつつ駄文はこれで終わります。あ、ちなみに最近少しだけウイスキー好きになりました。サントリーの響って奴を飲んで感動したのね。ウイスキーって言えば、大学生の頃金が無いからコンビニで無頼派(REDもたまに買ったけどあれはまずかったな、死んだ友達は好んで飲んでいたが)ばかり買って飲んでたのだけど、まあウイスキーってああいうもんだと思ってたのよ、今までずっと。それが覆されたのね。そういった20代の思い出が、20代の頃のよく分かんない定理みたいなもんが、ある拍子に海の奥底に藻屑となって沈んでいく感覚を覚えて、初めて俺は30代になったのだなあと実感した。と言っても今僕が飲んでいるのは、富士山麓っていう安い奴ですがね。貰いものだけどバランタインの30年を持っているので、それは家が無事建ったら飲むことにしよう。きっと最高に美味いに違いない。ちなみにハイボールは好きじゃないです。