coding, photo, plant and demo

*地盤改良

house 20101206 004649
地盤調査の結果が出てきた。
調査したのはビイックという会社。

表面探査法という奴で調査したとのこと。
ボーリングのように穴をあけるときの摩擦で調査するスウェーデン式サウンディングでやるものと思っていたので、
ちょっとびっくりしたけど見た感じ費用も安いみたいだし、いちいち穴開けるより振動で調査した方が賢いよね *0
と思ったのでそれは良し。

しかしその結果地盤が緩いことが判明。残念ながら改良が必須だった。
これは、もともと畑か田んぼだったから仕方ないよねえ~。予想通り。
ま、地盤改良費は一定額以上は不動産会社が持つ契約にしたので、
多少高くなっても僕は困らない。むしろガンガンやって貰って結構!

とタカを括っていたが上がってきた地盤改良案が ジオクロス工法 って奴で、これまた聞いたこと無く胡散臭い。
日建ウッドシステムズという会社がやってくれるらしい。(この資料がなかなか面白い。記載データが少ないけど)

要は基礎の下に引張強度の高いシートを敷いて力を分散させるらしい。
ってさ、既にベタ基礎だったら意味なくね?
滑走路や鉄道みたいに面積が広いところは十分に負荷分散できるから話は分かるけど、
住宅はそうじゃないじゃない?なんでこれで上手く行くんだ?
と住宅メーカーの土地担当の人に聞いたけど要領を得た答えは得ず。

地耐力は深度1-2m辺りは15kN/m^2しか無い上に、5mまで行かないと安定した地盤と言える30kN/m^2を満たさない。
だから、ちょっとシート広げたくらいじゃ素人目には沈みそうな気がするんだが…
勿論、表層改良の上位版としては十二分に機能するとは思うが、根本的に杭打たなくちゃダメな土地じゃないのかなあ。

調査結果を見ると沈下量40mm,最大傾き1/1000(rad)だから問題ないってことらしいが、
沈下後は地盤が落ち着いて大丈夫ってことか?
もちろん数字を見る限り平時は問題ないのかもだけど、気になるのは地震が来た時だからね。
瑕疵担保責任は引き渡し後10年あるわけだけど、11年後に大地震が来たらどうなるの?って話。その時例えば液状化して大変なことになったら取り返しがつかない。

ということで、また色々調べないと納得が行きそうにない。
どうにも安上がりに済ませようとしている感じが拭えないからな。って疑り深すぎるんかな自分。


ちなみに造成は終わってた。早い!
しかしながら建築確認申請が恐らく今月中には通らないから、着工は来年で引渡しも遅れて4月か5月になるとのこと。予想通り順調に遅れてるね!!
周りで家を建てた人の話を聞いても、実家の建て替えの話を聞いても、注文住宅でオンスケジュールで進んだなんて聞いたこと無いから、仕方ないとは思うんだけど困ったものです。

参考:
ジオクロス工法(埋蔵文化財に有効な)
*0 : というか、今時穴開けて調査なんて原始的な方法が主流って変な話と思うんだけど