1時間に1本とか、そんなレベルではなく、1日に4本くらいしかバスがない。こんな不便なバスを一体誰が使うのだろうか。都内に住んでると電車は4分に1本来るものと錯覚してしまいますが、一歩千葉県に入れば公共交通機関はこの有様ですよ。なお、電車自体は朝のピーク時だと10本/時で来るのでそこまで不便じゃないけど、一日の平均乗車人数は3000人だそうです(TXの資料より)。通勤時間帯が同じだと自然と顔見知りになるレベルですね、これは。
こんな状況ではありますが、これが最寄の駅なわけだから、僕としてはドキドキワクワク(死語)しながらその発展を見守っておるわけです。
さて、ではこの駅の現状はどうなっているのか。
これは西口南側の高台から引きで駅を撮った写真ですが *0 、西口周辺北側にはそれなりに人が住んでいるけど、それ以外には建物が見当たらないように見えることでしょう。まあ実際何もないわけですが。
さらに駅に近づくと、駅前にはホント何もないことに気づきます。コンビニもなければマックもない。あるのは託児所と心療内科だけ。どういう需要と供給バランスが成り立っているのやら。
ただ、カフェはあってそこはなかなか雰囲気が良いです。
店内では世界遺産のBDが流れていて、lonly planetや地球の歩き方みたいな本がずらっと並ぶ。どうも変わったお店だと思ったら、実は旅行代理店の免許も持っていて、旅行の申し込みもできるらしい。面白い。しかし、ほんとこの店が無かったら、救いようの無い駅前ですよこれは。
気を取り直して他を見よう。駅西口南側は現在造成中で、9階建てのマンションを作ってたりする。なかなか立派な基礎です。
その横に県の広い土地があります。そこには、JAの不動産関係者からの噂によると入札次第だけど埼玉を拠点に売上を拡大している ヤオコー というスーパーが入るとの噂。こんな何もない土地にスーパーなんか作って大丈夫か?と心配になるけど、将来的には利益を上げるだろうから体力のある会社なら問題ないか。いずれにせよ、ここにスーパーができれば駅周辺の住宅地としての利便性と価値は大きく上がるでしょう。
対して駅東口はどうかというと、こちらは本当に何も無い。交番くらいしかない。えっさほいさと、先ずは道路から造っているという次第。
ちなみに、流山市の都市計画道路がなかなか凄い。田中角栄の生まれ変わりか!というくらい道路を整備しようとしてますよ、井崎市長は。今の日本には無い景気の良さと勢いを感じます。とても良いと思います。
なお、造成中の写真の道路は野々下思井線です。このあたりは高低差が激しいので、整備に時間がかかりそう。
このように駅東口は何もないのだけど、造成は進んでいるという感じ。北側でも造成をしてたし、とにかく動きは活発。
この辺りの区画整理事業は千葉県の運動公園周辺地区のまちづくりに書いてあります。計画通りなら、集合住宅用の造成なのかな。
というわけで、不便だけど街が出来ていく面白さを長い時間をかけて楽しむってのも、家を買うときのひとつの選択肢なのではないかと思います。先物買いだと安いし。無論、チバリーヒルズの様に失敗するリスクもありますが。
*0 : しかしこの高台は住宅地になったら、滅茶苦茶良いよなあ。駅徒歩2分くらいだし、近くにスーパーできるだろうし