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*最近の悩み

tech 20111015 180345
以前、 arduinoを使ってアンプのリモコンひとつでファイルサーバから音楽を垂れ流す ということをやったのだけど、残念ながら引っ越したためにこのシステムは使えなくなった。
というのも、ファイルサーバが2Fサーバ室にありリビングは1Fなので、S/PDIFもUSBも有線じゃ届かない。EtherだけはCB菅を通したので1Fとサーバ室は繋がっている。

てことはarduinoのEther shield買ってきて、arduinoにEtherとS/PDIFのブリッジを作ればいいんじゃね?と考えた。しかしだ、S/PDIFの信号は44.1kHz*32bit*2ch*2(bi-phase)=5.65MHzが必要であり、16.384MHzのAVRでは荷が重い。

http://www.atmel.com/atmel/acrobat/doc2486.pdf
を見ると、SPIの分周がしょぼいので、そこまで自由な周波数は作れないのがきつい。もし、自由な周波数が作れるのならSPIを使ってかなりCPUが空くが、それが出来ずCPUで5.65MHzの信号を送り出すとなるとそれだけで手一杯だ。とてもじゃないが、Etherから受信したり、赤外を受信してEtherへ送信する余裕はない。無念である。


ネットで検索してたら、似たようなことをしている人は居た。
AVRではなく Parallax_Propeller という石を使っているけど、マイコンボードのLEDをS/PDIFの光デジタルに浴びせると、アンプから音がなる。これがやりたいんだよ、これが!この人もAVRでやろうとしたっぽいんだけど、同様の理由で諦めている模様。ただ、32kHzでの再生ならSPIが使えるからいけるかも!としている。
http://scanlime.org/2011/04/spdif-digital-audio-on-a-microcontroller


なんか、いいチップないですかね。
本当はFPGAがいいけど、3万くらいは覚悟しなきゃいけないから、それなら小さいPC組むわって話になっちゃうし。
http://www.wakamatsu.ne.jp/cgi-bin/shop/shop.cgi?&keyword=FPGA&superkey=1&FF=0&order=


民生および車載オーディオ向け第3世代SHARCプロセッサ
http://www.analog.com/static/imported-files/jp/product_highlights/888633292SharcAudio_A__J.pdf
ここまで高性能じゃなくていいんだけど、要はEtherがあって、シリアルの自由度の高いペリフェラルが載ってりゃいいんだけど。


と思ったら、身近なところに良さげなものが!

Interface6月号付属SH-2A基板
http://www.kumikomi.net/interface/sample/201006/if06_068.pdf
http://www.kumikomi.net/interface/editors/2010/04/sh-2ainterface6.php
載っているSH7262は
http://japan.renesas.com/products/mpumcu/superh/sh7260/sh7262/child_folder/sh7262_product_specifications.jsp
という仕様で、S/PDIFが出てる。

しかし、Etherはオンチップじゃないので別基板。
拡張基板は14,000円也。高いな。
そこはether-usbを使った方がいいか。

そうなると赤外はarduinoで処理してetherに投げて、音はether->usb->spdifの変換を使えばいいじゃん、という話と大して変わらなくなる予感。あんまり意味ないな。

と、悩みは尽きない今日この頃。

11.10.18 00:01 mtm
なんと!こんなものがあったとは!1万円切るんですねえ。
コスト的にはFPGAはあと一歩安くなればarduinoみたいな革命が起こりそうな予感。

しかしもうsh7262買っちゃいましたよ。
まだ開封すらしてないけど、データシート見るだけでワクワクするのは久しぶり。
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