というわけで、住宅街から5分も自転車を漕ぎますと、このような田園風景が見られるのです。なかなか良いサイクリングロードですね。
そしてふっと横を見ると、コンモリとした森が見えてきます。流山にはよくある光景です。
なんだろうかと、あれは。折角なので探索してみることにしました。
入ってみると、なんでしょうこれは、山道ですか?ここは山ですか?と言いたくなるような鬱蒼と茂る木々と細道。
曲がりくねっております。
ちなみに後ろを振り返ると、
ラーメンショップ。千葉県東葛地区にお住まいの方なら、一度はお世話になるかもしれない流山運転免許センターの近くのラーメン屋です。そうか、このラーメン屋の裏側がこんなことになっていたとは…
基本、路肩は崩壊気味ですね、狭いし車じゃ通りたくないな。
しばらく進むと右側が開けました。
高台になっているため右側を見ると景色がなかなか良い。
田園風景の先には住宅街が見えますが、あれは松戸市です。松戸になった瞬間に栄えてる気がしますね。不思議ですが、自然が有ったほうが良いよねやっぱ。
さらに先へ進んでいくと、お寺がありました。
宝蔵院?
文政ということで、江戸時代の碑ですね。弘法大師を祀っているようです。
流山散策日記さんによると、
真言宗豊山派のお寺であるこの宝蔵院は、弘法大師を祀る四国八十八ヶ所霊場の写しである江戸川八十八ヶ所霊場の第54番と第56番の札所になっていますので、札所巡りには欠かすことの出来ないお寺さんなんですが、それだけではなく、ここにお詣りするだけで四国八十八ヶ所札所巡りの御利益を期待できるミニ四国八十八ヶ所霊場が設けられているのです。だそうです。なんという効率の良いお寺ですか!
どんどん進んでいきます。
たまに右側が開けていて下界の様子が見えます。
民家もあります。
さらに進んでいきます。
遂に行き止まりになりました。
ただ、獣道みたいになってて、まだ先に進めそうな気もします。けど、ちょっとここに突っ込んで行く気がないなあ。というのもこの道を来る途中ですら、蛇が道にウネウネしていましたしね、こんな藪の中に半袖短パンで入って行ったら、ひどい目に遭うことは間違いなしです。けど、気になるよねー、この先何があるんだろう…
そう逡巡していたときです。後ろからやってきた作務衣っぽい服を着たおじさんが躊躇なくスタスタと藪の中へと進み、あっという間に視界から消えて行きました。
僕はトトロを見たかのような不思議な気分になったと同時に、侵してはいけない神聖な場所に迷い込んでしまったのかもしれない、という妙な気分に囚われ、来た道をいそいそと引き返したのでした。