といっても1回大井競馬場に行っただけですが。遊び方などをちょっとメモしておく。
まず、競馬というのは馬が走って競争するのでその着順を賭ける遊び。
ただ、その賭け方がヤヤコシイ。
一番単純なのは、1着を予想する単勝。次に3着以内に入る馬を予想する複勝。さらに続けると、枠(馬の集合)で同様に賭ける枠単、枠複。1着と2着を着順関係なしに予想する馬複、着順関係有りで予想する馬単。3着以内を2頭予想するワイド。1着2着3着を着順関係なしに予想する三連複、着順関係有りの三連単。
一番当てるのが難しい三連単だと、当たれば大抵は万馬券、10万馬券とかになる(10万馬券なら100円の馬券で10万円の払い戻しとなる)。さらに強烈なのがネットでしか買えない WIN5 という馬券。5レースの1着を当てると最大で100円が2億円に化ける。もう意味がわかんない。
ここまででもヤヤコシイが、馬券の買い方も独特の用語があるのが困る。流しとかボックスとか軸とかヒモとか。要は単勝でもない限りピンポイントで当てることなどできないので、1着を固定したりして勝ちそうな馬を範囲指定でまとめ買いするわけ。
さてここで
「とにかく勝ちそうな馬を選べばいいんだな!任せろ!」
と思ってしまう人は多分ギャンブルに向いていない。
どんなに勝ちそうな馬だとしてもオッズが低ければ儲からない。重要なのは、割安な馬券を買うこと。例えば、一番人気で単勝オッズが2倍の馬がいたとする。この馬の予想勝率が50%なら適正だから半丁博打で買ってみても良い、もし30%なら割高だから買ってはいけない。逆に8番人気でオッズが50倍でも予想勝率が5%くらいあれば期待値は50*0.05=2.5と高いため買い、となる。
じゃあその肝心の予想勝率だけど、これは当たり前だけど自分の持つ情報網を駆使して導くしか無い…だから僕みたいな初心者は絶対勝てないわけね。ただ、競馬は控除率が25%なので半分以上を運営に持っていかれる宝くじをやるくらいなら、馬も見えるし、すぐに結果も出るし、予想する楽しみもある競馬の三連単でも買う方が良いんじゃないかと思う。あと宝くじは実際にどれだけ還元されているか買っている側は確認しようがないのが恐ろしすぎる。
ちなみに競馬の控除率はオッズの逆数の合計をとれば簡単に確認できる。僕が以前賭けたレースの単勝なら、
25%が運営に差っ引かれていることが分かる。ちなみに中央競馬の単勝だと20%らしい。
あと競馬と言えば、ある程度コンピュータを使ってシステマティックに予想できるし、投票もネットを通してできるので、資産運用として利用して巨額の脱税をする人が度々現れるのが面白い。この前も競馬で儲けて5億7千万を脱税したサラリーマンの裁判がハズレ馬券が経費として認められるということで話題になっていたが、彼が使っていたソフトは馬王というらしい。
気になって、馬王の作者へのインタビューを読んでみたら、なんとX68000のマチエール (当時最強?のペイントソフト) の作者!!流石、あの神ソフトを作る人だけはあるというか、囲碁の対戦サーバも運営しているとかで、本当に何でもできる人なんだなあ、と感動いたしました。
ふなブログ: 競馬予想の会社 160億所得隠しのアルゴリズム検証
結構前に競馬予想で稼いでいるUPROという会社が160億円の所得隠しをしていたらしいのだけど、そのアルゴリズムの検証。このブログに買いてあるように組み合わせの数を半分に減らしたとしても、回収率が倍になるわけじゃないので儲からないと思われる。実際はもっと高精度で予測した上で絶対に勝てない馬をさらに外していくんだと思う。勝つ馬を当てるのは難しいけど、絶対に勝たない馬を高精度で予測して外して傾斜配分で確実に設けていく戦法は、株の空売りみたいで面白い。
多変量解析・重回帰分析を使った競馬データ分析のUPRO競馬予想ソフト
探すとこういう予測を販売している人が結構いるのだけど、その中でも読んで勉強になった数少ないブログのひとつ。