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*ゲスの極み乙女。と4つ打ち

music 20140519 015156
なんか売れてるらしいので聞いてみた。

なんだこれ、めちゃいいじゃん。サカナクションにも優るとも劣らない踊れる雰囲気、セカイノオワリっぽいボーカル、ラップが神聖かまってちゃんぽい感じ。でもって、演奏力高い。ドラムの女の子がかなり可愛い。なるほど、こりゃ売れるね。

しかしバンド名でかなり損しているよなあ。最初、何故か金爆的なV系を勝手に想像してた。


http://www.youtube.com/watch?v=Wooi39K0pXg


http://www.youtube.com/watch?v=apr2JCdpTbQ


http://www.youtube.com/watch?v=xl3NScLZI4E


で、インタビューを読んでいたらちょっと考えさせられることが書いてあった。

ゲスの極み乙女。 | WHAT's IN? WEBより
最近のロック・シーンはロックがロックとして機能していないというか、4つ打ちをやればいいみたいなムードがあって。あまりに中身のない4つ打ちが飽和してるなと感じていて。だから俺らもあえて4つ打ちをやってるんですけど、ほかとは全然違うというところを示したいし、そのうえで現状のバンド・シーンに対して“さようなら”という意識もあって。サカナクションが4つ打ちの完成形を作ったから、これ以上このシーンの進展は無いと俺は思っていて。バンド・シーンが中身のない4つ打ちばかりもてはやされるなら、そこに固執する必要もないし、もっと大きなフィールドを意識して勝負したいなと思うんですよね。
これ以上このシーンの進展は無い、ってそこまで煮詰まっちゃってるの?と思ったら、

賛否両論!?紅白歌合戦を席巻する「4つ打ち」の音楽
なんか気づいたらJ-POPが4つ打ちだらけになっていたらしい。

「考えるヒット」から考える、四つ打ちとPerfume
Perfume、K-POPあたりから徐々に開拓された分野らしい。確かに昔は4つ打ち=夜な夜なフロアで踊り狂っている人たちの音楽というイメージだったけど、今はそういう観念は無くなるほどポップスに浸透しているとは言えそう。

日本人がそもそも4つ打ち好きという説もあるらしい。
http://riamn.blog82.fc2.com/blog-entry-1091.html
もともと高い評価を受けつつもカルトな支持を受けてきたサカナクションの音楽が、ここまで大きく受け入れられたのは、彼らの楽曲が、特にシングル曲が4つ打ちであることも大きな要因の一つだ。
彼らなりの必然があってこだわってきた、あくまでもエモーショナルな4つ打ちのダンス・ミュージックが、今の大衆のポップ・ミュージックに対するニーズとぴったりと合致したのだ。
日本人は4つ打ちが好きだ。しかも、エモーショナルな4つ打ちが大好きだ。
本国ではすっかり落ち目のアンダーワールドやケミカル・ブラザーズが日本ではフェスのトリを務めて客を満杯にするのも、アジカンの代表曲が「君という花」でチャットモンチーの最大のヒット曲が「シャングリラ」なのも、日本人が「歌心のある」エモーショナルな4つ打ちが大好きだからだ。
サカナクションはカルトなロック・バンドでありながら、彼らの必然において4つ打ちのシングル曲をリリースし続けてきた。
その結果、今の幸福な状況がある。

これはユーロビートが四七抜きだから日本で流行り続けたという考察と通じるものがあるのかも。
「JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた」