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*赤ちゃんと二郎

child 20160321 012952
赤ちゃんが生まれて早1ヶ月。
相変わらず意味不明な生命体である。

昼夜問わず、
3時間おきに起きて、泣きわめき。
嫁のストレスもマックスで。
我が家の秩序も、乱れまくり。(ラップ調に)

しかしながら、意味不明と言いつつ生まれたての赤ん坊は、単純な構造であり知恵もなく、犬猫以下のシンプルな思考で動いている。
つまり、不快なことがあれば泣く、ただそれだけ。
甘え泣きなど高度な技は生後半年で発生すると言われている。

生まれてから日が浅い子は、ただただ、生命維持に支障が出そうなときに泣くのだ。
だからその泣き声は無視してはいけないとされる。

泣くパターンは以下に分類される。

  • 腹が減った→ミルクを飲ます
  • 用を足してデリケートゾーンがかぶれそう→オムツを換える
  • お腹が痛い、張っている→縦抱きとトントンをしてゲップをさせる、背中や腹をマッサージ
  • 眠い→寝方が分からないので、抱っこしてウトウトさせてから寝かせる

この中で一番困るパターンは、お腹が痛いこと。
ミルク飲ませてゲップもさせて寝かしてから30分後に急にグズりだして、最終的にギャン泣き。
何しても大泣き。なんやなんや、と思っていたら急に大きなゲップが出て、その後またウトウトしだすとか、まあしょっちゅうである。
そこでミルクが足りないのかと判断を間違えてミルクを飲ませたりすると、もうこのデバッグは迷宮入りである。
ちなみに1ヶ月位までの赤ちゃんは満腹中枢ができてないので、与えると限界を超えて飲んでしまったりする。
で、吐く。

限界を超えて、吐く。という意味ではあまりオトナと変わらないのかもしれない。
いや、むしろオトナの方が質が悪いか。

にしても異常に食欲がある上に、しょっちゅうお腹にトラブルを抱えるらしく良く泣く。勘弁してくれと思うが、よくよく考えたら赤ん坊は凄いことをしていることに気づいた。

ミルクの量は、生まれた直後は20ml/回であるが、3日後には40ml/回、1週間後には80ml/回。そして2ヶ月後には160ml/回を必要とする。

ラーメンに例えれば、初日は日高屋、3日後には二郎の小、1週間後には二郎の大、2ヶ月後には二郎の大をダブルで毎食食べるように成長するようなもんだ。そんな勢いで増やしていったら、そりゃお腹もびっくりするし痛くもなるだろう。僕だって二郎を最初食べた時は苦労したし、それを完飲できるようになったのはだいぶ後である(最近はしないけど)。そして飲みきったら当然その後お腹がおかしくなる。大豚Wなんて食べるのは命懸けだ。そりゃ多少腹が緩くなっても仕方ない。

赤ちゃんも厳しい生存競争を勝ち抜くため、無理めな成長戦略が課せられており、どう考えてもおかしなペースでミルクの摂取量を増やしていくようになっている。いわば彼らの苦しみとは、二郎で大豚を食べてしまったり、中本で北極を食べてしまったりした後に僕がトイレで呻いているのと同じなんだろう。無茶しすぎだろ、と。けど、その行動は遺伝子レベルで定まっているのだ、避けられない。仕方ないのだ。

そう思うと、ウンコをしすぎてオムツからウンコが溢れて大惨事になったり、お風呂でブチかましてくれてもまあ仕方ないかな、と思う。だってお前は二郎や中本に行ったんだろ?決死の思いで。ならお腹くらい壊しても仕方ない。むしろお前はよく頑張った、よく挑戦した、と褒めてやりたい。例え風呂場がウンコまみれになったとしても。
そういう赤ちゃんに対する寛容さを二郎は与えてくれる。そう思う今日このごろ。

参考
二郎の麺の量
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1223473912

赤ちゃんのミルクの量
http://milkjiten.biz/milkvolume/milktimevolume.html