現在、日本は自由恋愛至上主義です。結婚するのに大変なコストがかかります。蝉のように力の限りミンミンと鳴き続ける必要があります。結婚するころには疲れ果てています。なんなの？この無駄なエネルギー浪費。しかも相手が見つかるだけまだマシ。日本男児の生涯独身率は2040年には30%と言われています。息子が適齢期になるころには結婚が難しい状況になっている可能性が高いです。

そういうときこそ先物取引でリスクヘッジです。予約しておけばいいのです。幸い、娘は既に年中の時に好きなS君と給食を食べているときに「結婚しよう」と言われて、20才に公園で待ち合わせをして会ったら一緒に住む家を決める、と決めているそうです。この時点で結婚相手が決まっていれば人生イージーモードですよね。息子も年中のうちにプロポーズしておく必要があるでしょう。

しかしこんな子供の口約束など法的拘束力もありませんし、小学生にでもなれば忘れてしまうでしょう。あまり期待はできません(少女漫画だと、そのあと音信不通になり、社会人になって東京で再開するパターンでしょうか)。これだけでは不十分。次なる手も必要です。

日本の出生率は1.34です。イスラム教圏の出生率は3以上あります。なぜか？イスラム教は人を増やすというミームが強いのです。キリスト教も同じ聖書に「産めよ増やせよ」と書いてありますが、キリスト教圏白人の人口減少には歯止めがかかりません。根本的に教義に欠陥があるのです。その点、イスラム教は結婚や結婚生活に関しても細かい決まりがあります。このままいくと2060年には世界でイスラム教が人口の上では主流になるといわれています。米中は覇権争いをしていますが人口動態から考えれば双方とももうすぐピークが来ます。着実にイスラムが次の世界の覇権を取る下地ができているのです。そういった意味でもイスラムに改宗しておくのは先行投資としても有望です。

なおイスラム教では棄教は原則死刑ですので、片道切符となります。

イスラム教徒の人口が増加する理由
https://www.f-tsunemi.com/blog/realislam/12201

イスラム教徒が語る初夜
https://www.f-tsunemi.com/blog/realislam/25331

しかしながら現時点で日本でイスラムに改宗するというのは相当リスクも高く、それだけで万事うまくいくことはないでしょう。さらなる次の手が必要です。

イスラム教でも無教育(非識字)では出生率5.03ですが、高等教育を受けると2.97まで下がります。当たり前です。教育を受けるということは時間がかかりますし、それに見合った高度な仕事をしなければ意味がありません。つまり出産や子育てに割り当てるリソースが減ります。
妻が言うには「2人の子育てをしている母親は年収換算で1000万以上の価値(3人なら1500万)」だそうです（妻の言うことは絶対なので異論は認めません）。それだけ母親には価値があるのに、それを捨てて大学まで出て例えば年収500万で働いていたらアホですよね。

人口過程におけるジェンダーと宗教
https://core.ac.uk/download/pdf/235275388.pdf

しかし離婚というリスクがあります。よって最悪シングルマザーでも稼いで生きていくだけの教育は欲しいというのも事実です。しかし現実問題、かなり無理ゲーな気がします。既に年収1000万の働きをしているものがさらに1000万稼げと言われたらどうなりますか？多分倒れます。となると、間違えずに男を選ぶ能力が一番大事なのかもしれません。ただ良き配偶者でも急死する可能性があります。人生何が起きるかわかりません。リスクヘッジは必要です。あまり活用されないかもしれませんが、切り札として高等教育を受けておく、が理想でしょう。

ここまで書くとタリバンにでも入れるのかな？と思いますが、そもそもタリバンに入ると死にやすいので入ったらだめです。過激な宗教、過激な左翼、過激な右翼、全部だめ！暴力団や反社もやめましょう。穏便が一番です。

先ほども書きましたが、男の未婚率が飛躍的に高まっております。原因のひとつは先にも述べた女子の高等教育による晩婚化があるといえましょう。従来は女性は20代前半で結婚するものでした。おっさん世代はおぼえているかもしれませんが、1990年頃までは女性は25過ぎるとクリスマスケーキと同じで売れ残りと言われていました。今では30歳前後が初婚の平均となっています。

都道府県別にみた夫・妻の平均初婚年齢の年次推移
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/marr5.html

医療の発達はあるものの生物学的な適齢期は変化していないため、結果的に仕事に夢中な女性がいることで結婚市場に出てくる適齢期の女性の供給が減っています。それに対し、男子はそもそも出生数でも余っています。金はないが若い青年から歳は取ったが経済力のあるミドルまで広いレンジの男性の需要が、少ない供給の適齢期の女性に集中することになります。

男にとっては厳しいです。

ただ、だいたいの哺乳類のオスはそういった酷い目に合っているのです。発情期になれば限られたメスをめぐってオスが喧嘩をし、勝ったオスが交尾する。それの繰り返しで、勝者総取り、all or nothingの世界です。ボス猿が殆どのメスを支配している、というのは、言い換えればメスはオスの群れを闘技場で戦わせて、一番強いオスの遺伝子をみんなでもらう、ということでもあります。要は環境に適応した遺伝子を効率良くメスが得るための仕組みが、オスなのです。

なので女性が高望みなのは当たり前なのです。勝者が欲しいのです。しかも人間は晩婚化・少子化によって世代交代の速度が遅くなっています。生き残るためには、より環境に適した遺伝子を求めざるをえません。

脱線しましたが、男は競争に勝つ必要があるということです。つまり武器が必要です。努力して何らかの能力や立場を得なくてはなりません。ゆえに高等教育なり、差異化をする何らかのコストを払う必要があります。そして女は一夫一妻制度の国では高望みはやめましょう。ここは猿山ではありません。

そもそもなぜオスとかメスがあるか、考えたことがありますか？それは、先ほども書いたように環境に適応するためです。

唐突ですが、単細胞生物の大腸菌は20分で倍になります。つまり1日で2^(24*60/20)=4.72e21 えーと、だいたい500億の1000億倍まで増えるわけです。これはそれだけ遺伝子のコピーミスによる突然変異で、環境に適応できるチャンスがあることを示します。それに対し人間は頑張っても20年で倍です。大腸菌と比べると適応力がなさすぎます。それを補うにはどうすればよいですか？

まだ細胞の数が少なく単純な仕組みであれば、直接合体するなどして遺伝子の交換が可能ですが、一定規模以上の多細胞生物になると合体はドラゴンボールの世界を除いてうまくいきません。結果的に、増殖する役割のメスと遺伝子を配る役割のオスに分かれた配偶体を用いる方式が効率が良かったようです。ほとんどの高等生物がその方式を採用しています。それで大腸菌ほどでないにしろ、クローンを作り続けるよりは適応力を高め、地球上で生き延びてきたわけです。

つまるところ、環境に高速に適応する遺伝子を作り上げるためにこういった仕組みができて、結果、世の中男との女の化かし合いになっているわけです。しかしもう現代人は遺伝子を解析して書き換えるところまで来てしまったのです。男と女が1対1で、ベッド上で2倍体にサイコロを振って、コピーミスによる突然変異を加え毎回子どもを作る必要はありません。良いとこ取りでカットアンドペーストができるのです。もはや加齢による遺伝子のコピーミスも気にする必要はありません。デジタルデータとして保存できます。人間はその気になれば圧倒的な速度で自らを進化させることができます。これは数億年前に生命が誕生して以来の生命史における最大の転換点だといえるでしょう。

さて、地球は生命をはぐくむ母であると同時に、様々な試練を与え生命の進化を強制してきた鬼軍曹でもあります。我々は地球という練兵所で、ひたすら猥雑な歌を大声で喚きながら、日々しごかれている生命体です。過去の地球の行いから察するに、もし地球に意思があるとすればそれは最強の適応力を持った生命体を作ること、ではないかと思います。おそらく彼は、三体レベルの生命体が攻めてきても適応し勝てる生命体を作りたいはずです。試練とはギリギリクリアできるレベルのものが最も効果的ですので、次は一度クリアした全球凍結以上のチャレンジが来るものと思われます。全球凍結で死にかけた生命は、その後カンブリア紀で跳躍的な進化を遂げました。同様にどんな試練かはわかりませんが、次の試練で人類はおそらく壊滅的な状況に追い込まれますがそれを乗り越えることで跳躍的な進化を遂げるでしょう。人間は遺伝子操作によってあらゆる生命体とのキメラになり宇宙耐性を身に着け、火星をはじめ次々と植民地を作っていきます。太陽系の生命大爆発が遂に始まるのです。

ということで、まとめますと僕の息子と娘に関しては

• 許婚を作る
• イスラム教に入る
• 教育を受けない
• 過激派組織には入らない
• けどやっぱり高度な教育を受ける
• 地球の過酷な試練を受ける
• 新しい完全な生命体になり、火星に行く

という教育方針になりました。

よろしくお願いいたします。