メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
残虐器官 の伊藤計劃繋がりで。
MGS4は一応やったので粗筋は分かってたのだけど、話の深堀りや最後の展開等で十分楽しめた。MGS4以前をやったことがない僕にとっては文脈の補足にもなった。というか、ただMGS4をやっただけでは全然世界観を理解できてなかったことが今頃分かってすみませんという感じです。
が、小説としては残虐器官ほどの衝撃はなかったかな。
MGS4は一応やったので粗筋は分かってたのだけど、話の深堀りや最後の展開等で十分楽しめた。MGS4以前をやったことがない僕にとっては文脈の補足にもなった。というか、ただMGS4をやっただけでは全然世界観を理解できてなかったことが今頃分かってすみませんという感じです。
が、小説としては残虐器官ほどの衝撃はなかったかな。
陰翳礼讃
そもそも何故これを読んだかといえば、たった一人でとんでもなくリアルなCGを作り出すことで衝撃を与えてくれた映像作家アレックス・ローマン氏がこの本を賞賛していたと聞いたから。
要は四方山話なのだけど、谷崎潤一郎という文豪がそれを書くと内容的には酒飲みながら書いたんじゃね?と思うほどどうでも良いようななことも、それがどうでも良くないような、高いレベルの内容に昇華されてしまう。というお話。書かれたのは戦前昭和8年なので既に感覚的に共感できない部分もあるのだけど、そこを越えて考えさせてくれる。他の著作も読んでみよっと。
要は四方山話なのだけど、谷崎潤一郎という文豪がそれを書くと内容的には酒飲みながら書いたんじゃね?と思うほどどうでも良いようななことも、それがどうでも良くないような、高いレベルの内容に昇華されてしまう。というお話。書かれたのは戦前昭和8年なので既に感覚的に共感できない部分もあるのだけど、そこを越えて考えさせてくれる。他の著作も読んでみよっと。
豊饒の海 1-2 (春の雪, 奔馬)
5年前に読んだのだけど、手元に読む本がなくなって久しぶりに開いてみたらドハマリ。
カラマーゾフを再読して衝撃を受けたのと同じパターン。しかも話は違うのに、読後何か似たものを感じたんだな。不思議。おそらくそれは、人が何かに対して情熱や狂気あるいは信念を伴って自分を埋没させていく際の、美しさや儚さや危うさ、異常さを表現するという点で共通していたからだと思う。ただ違うのは、ドストエフスキーは狂気による行動を精緻に描き込んだのに対し、三島は狂気という精神を緻密に描き込んだってことか。個人的には三島の与えた衝撃の方が大きかった。多分、自分が日本人だからだと思うけど。
しかし不思議なのは一度読んでいるはずなのに、殆ど筋を忘れている自分の頭か。それこそ狂気だね!
カラマーゾフを再読して衝撃を受けたのと同じパターン。しかも話は違うのに、読後何か似たものを感じたんだな。不思議。おそらくそれは、人が何かに対して情熱や狂気あるいは信念を伴って自分を埋没させていく際の、美しさや儚さや危うさ、異常さを表現するという点で共通していたからだと思う。ただ違うのは、ドストエフスキーは狂気による行動を精緻に描き込んだのに対し、三島は狂気という精神を緻密に描き込んだってことか。個人的には三島の与えた衝撃の方が大きかった。多分、自分が日本人だからだと思うけど。
しかし不思議なのは一度読んでいるはずなのに、殆ど筋を忘れている自分の頭か。それこそ狂気だね!
ウシジマくん 16,17巻 (楽園くん編)
結婚して新居に持ち込んだ漫画はウシジマくんのみという質実剛健さの僕ですが、買うのが遅れて10月頃に読了してたのでメモ。
ウシジマくんの面白さは普通は関わらないような職業や人種に闇金を通してフォーカスを当てることだと思う。だから、このオシャレに命を懸ける僕とは違う世界に住む人達の話は非常に興味深く読めた。ただ、この楽園くん編の読後の衝撃が大きいのはG10さんが面白すぎるのと最後の展開と演出の為だろうね。終わり方がいい。救いがなくて。
しかし闇金ウシジマくん 楽園くん悲惨すぎワロタに出てた「最後はウシジマくん説」が意表を突かれた。丑嶋の存在自体がこの物語の唯一の救いなのに、それすらも打ち砕かれたら本当に読者には救いが残らないな。