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*戸建て進捗

house 20110522 234621
最近書くのをサボっていたけど、家造りは徐々ですが進んでおります。

上棟と耐力壁までは 前回 書きました。
4月上旬の状態がこんな感じ。


結局YKK APからTOSTEMへ変えて、サッシを入手。断熱材を入れて、木工事が進められることになりました。
これがその4月中旬。


5月に入って、木工がさらに進み配線や石膏ボードや建具が入りました。サイディングが問題で、旭トステムは納期の見通しが全く立たずだったので、ニチハに変更しました。これは結果的にグレードアップしたので良かったかな。嫁はKMEWが良かったようですが。ただ、今までのコーディネートの意味が全く失われてしまったのが残念。まあ、僕は何でもいいんだけど。


で、建てながら、既に幾つか設計で後悔する点が出てきました。
  • 木の露出が少ない
    • 建築途中の木の柱や梁に囲まれた状態から、工事が進んで石膏ボードに囲まれた状態になると、木造って感じがしなくて何だか悲しい
    • まあ、けどこれは仕方ないな。魅せるために無垢材をふんだんに使おうものなら、一気に値段が跳ね上がるし、そもそも普通のメーカーじゃ無理
  • 立体感、採光の意識が欠如していた
    • 例えば階段の採光。平面図からどういったライティングになるのか、深く考えずにOKしたら、がっかりなことになっていた

採光に関しては、3階の小屋裏に向かう階段が残念なことになっています。

まず、壁が無い時点。2階から3階を眺めると、良い感じで窓から光が入ってきます。この角度だと見えるのは空だけ。天窓のような気持よさです。


ところが、階段と壁ができるとこうなりました。

あれ?正面の手摺用の壁ってこうも高かったっけ??全く光が入ってこねーよ!

昇ってみた。

手摺用の壁に完全に光が遮られてます。

そして、小屋裏が暗すぎるだろう。昼間なのに何この暗黒空間。


2階を見下ろしても暗い。


所詮は収納だし、陽が当たらなくても良い気もするのだけど、2階に対する光量が減るのが嫌だ、ということで現場の棟梁に相談してみました。ちなみに、この棟梁、腕は確からしいが、口は悪い。

「ということで、あの壁の高さって今から変えれないですか?」
「あんなところ変えたって明るさなんて変わらないって(笑)光は真っ直ぐにしか進まないんだよ?大体、設計図の時点でああなるって分かるでしょ?あそこに窓を付けること自体がギリギリなんだよ、採光なんて考えちゃダメ、風を取り込むだけだって、あそこは」

「(いや明るさは変わるだろ…真っすぐしか進まなくても反射はするから!拡散光を計算しないレンダラって何世代前だよ!と思いつつ) いやー、どうですかね、壁次第で明るさは結構変わると思いますけどねえ」
「それに、今さら高さを変えるなんて無理だから。もう化粧までしてるんだしさ、もうあの壁全部壊して造り直しだよ?設計変更になるから、監督に言ってくれなきゃ」

「(確かにそれは分かる。あそこまで作って高さを変えるなんて、僕もできるとは思ってない)うーん、それなら、石膏ボードじゃなくてアクリルとかネットとか採光性のあるものに変えれませんかね?」
「それも設計変更だよ。俺は設計図通りに作る契約なんだから、勝手なことできないんだから。それに、建材の仕入れも取り壊したゴミの廃棄も全部、俺がやってるわけじゃなくて○×住宅が手配してるから、とにかく監督に言ってもらわないと何も出来ないんだ」

「なるほど…(小さな工務店とは違って融通は利かないってわけだなー) ちなみに施主支給でもだめ?」
「無理だって!とにかく監督に言ってもらわないと。そもそもその作業を俺がやるかも分からないよ。追加の工事だからね」

「えー、まじすか!ちなみに設計変更になると幾らくらいが相場なんですか?」
「ほんと、勝手なこと言えないんだよ~俺の立場じゃ。ごめん、勘弁してちょうだい。けど、結構なお金が掛かると思うよ。追加の建材と廃棄と人件費だからさ。あとさ、建設途中の設計変更はトラブルの元なんだ。できることなら止めた方がいい」

「(お金の話とか抜きに、設計変更したくないってのが本音なんだろうなー、きっと過去に色々トラブったんだろう…) そりゃそうですよね、納期もまた変わりそうだし」
「そうだよ、引き渡して後から気になればまた頼むのがいいよ。大体、穴を空けるくらいなら自分でやれるから。その方が金かからないし、好きなようにできる。楽しいよ」

「いやいや、僕もやりたいけど、素人がやったらとんでもないことになるでしょ。失敗したら嫁に何て言われるか!やっぱり棟梁にやってもらいたいですよ」
「だから、俺は勝手に工事できないんだから、勘弁してよ~。それにそんなに難しくないから。家を買うんだからそれくらい勉強してみなよ。君だって車やそのカメラを買うときに色々勉強するわけでしょ?それに自分の家なんだから、好きに変えていいんだよ。嫁にはビシッと言えよ、男だろ!」
「それが言えたら苦労ないですわ…」

と、話が所々ループしながら世間話も兼ね棟梁と話し込んだ結果、設計変更はしない方向で丸め込まれてしまった。といっても、設計変更は僕もしたくないしね。後からDIYも視野に入れてどうするか考えよう。

ちなみに、石膏ボードに穴を空けるのはそんなに難しくはなさそう。
http://simfunks.seesaa.net/article/151419166.html

けど、どう穴を空けるかとかセンスが問われそう。
それくらいなら、板を全部外してネット的なもので転落防止にするだけで十分かも。
いっそのこと階段も壊して、アスレチックネットで上がれるようにするってのはどうだろう。やばい、これは楽しそうだ。って、もはや物置としては全く使えないからだめだな!

と、悩んでいるわけだけども、一番の悩みは、この問題について悩んでいるのが僕だけで、嫁も棟梁も監督も「そんなのどうでも良くね?」と全く理解をしてくれないことだったりする。