八戸といえば、美しすぎる市議会議員こと 藤川優里 さんしか知りませんでしたが、一体何があるんでしょうか。
【美人すぎる】藤川ゆりの写真、画像【市議】
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新幹線ハヤテで東京で3時間です。
新しい駅はなんだかカッコいい。
八戸駅 自体は、在来線の 青い森鉄道 の駅でもありこれでも青森に行けます。
降りる人が意外と多い。
目的地は、古牧温泉の青森屋。古牧温泉は八戸ではなく三沢市です。西口から送迎バスが発着します。相当な大型バスが待機していることから、かなり大きな旅館であることが分かります。ちなみに西口はマジで何も商業施設がないです。レンタカー店と民家があるくらい。
青森屋は軽井沢を拠点とする 星野リゾート が運営しています。有名な軽井沢高原教会や石の教会も星野リゾートですね。ここは経営不振に陥ったホテルや旅館を買収して再生する事業もやっており、この青森屋も2004年に破綻した古牧温泉を再生したものです。
古牧温泉復活物語は面白いので一読の価値ありです。ハードは少し色直しをする程度で投資は最小限に抑えつつソフトを全面的に変えることで、絶望的だった赤字の垂れ流しを黒字に転換するのですから、経営というのは奥が深いものです。
似たような再生事業を行っている会社に共立メンテナンスがあります。箱根の水の音や草津の 木の葉 に行ったことがありますが、サービスやリノベーションの工夫で物凄く付加価値を高めているのに驚いた記憶があるだけに、青森屋はどうなっているんだろうと気になります。
ということで青森屋で気づいたことを数点。
- 従業員の頑張っている感が凄い
- 単純に接客が良いです。とはいえ、ただ良いだけの接客はどこでも有ります。高級旅館なら当たり前です。ただ、青森屋は洗練された接客というより頑張っている接客、言い方を変えれば応援したくなる接客なんです。例えば、バスが来る度に手の空いていると思われる従業員が車止めに集まってきて礼をしたり、何故かバスの出入りの度に大漁旗のような旗を振る従業員が出てきたり(笑) 露天風呂にネブタが出てきたり。他にも細かいところで面白い演出がありました
- バイキングが凄い
- 和洋中なんでもと書いてあったので、有りがちな感じかなーと思ったのですが、ライブで十和田バラ焼きやらほっき丼やら作ってくれますし、天ぷらも芽出しニンニクやらリンゴやら青森名産を使った変わったものを作ってくれるという、かなり郷土料理に根ざしたバイキングで、かつ一品一品も美味しく良かったです。何も考えずセントラルキッチンを使って全方位的に品数を揃えたバイキングとはワケが違います
- 庭が良い
- 旧渋沢邸や南部地方の古民家やら歴史的建築物があります。ただ雪のせいか見学はできませんでした…馬も飼ってます。そもそも敷地が22万坪らしいので猛烈に広いです
- 投資のメリハリ
- 共有部分はリノベートしてますが、客室はおそらく破綻前をそのまま使いまわしている感じで古いです。改装した部屋もありますが値段は結構上がります。けど、古くても気にならないんですよね。温泉と食事が目的で、部屋は気にしない僕みたいな人間にはうってつけです
ということで非常に満足でした。きっとこういう味のある個々の演出はトップダウンで全て思いつくとは思えないから従業員のアイディアを大切にしてるんだろうと思うのと同時に、個々の従業員のアイディアを無造作にごった煮にしただけでは全体に統一感のないぼやけたサービスになりかねないところを、個性的な演出もありながら全体として青森屋としてのバランスを保っているのはマネージメントの巧さなのかな、と。
あとは八戸の八食センターへ。いわゆる観光地化している市場で、魚介類を買って市場の中の七輪村で焼いて食べれたり、回転寿司や丼のお店も幾つかあります。ちょうど真鱈が美味しい時期のようで鱈が丸ごと一匹売っているのをよく見かけたり、回転寿司では真鱈の白子が格安で提供されていました。美味しかった!
ちなみに今や来場者数が58万人と一大イベントとなったB-1グランプリの発祥は八戸(八戸のせんべい汁研究所の企画プロデュースらしい)で、第一回はこの八食センターで開催されたんだとか!八戸駅からは100円バスで八食センターまで行けるので八戸に来たら行くしかないでしょう。大きい本屋やホームセンターなども同じ場所に集まっているので、暇つぶしにも最適です。というも、八戸駅周辺には驚くほど何もないので時間潰せないんよね…
2年前も青森に行ってるんだけど(ブログには記録してないぽいな...)、特に青森が好きというわけではないです。が、何度も行っているとだんだん好きになってきますね。